アンチエイジングに効果的な食べ物~お肉編~
私は以前、肉は美容に悪い、加齢臭の元になる!!などと「美容に悪い食べ物」というイメージばかり持っていました。
だから、アンチエイジングを始めた当初、極力肉を食べずに魚メインの食生活をしていました。
肉好きだっただけに、そりゃもう、ストレスも溜まりましたよ・・・。
私のような肉好きにとっては、肉は人生を楽しむ上で外せないんです(笑)
だけど、色々調べるうちに、適度なお肉は美容や健康に効果的だということを知り、今では肉を楽しみながらアンチエイジング生活をしています。
このページでは、私のような肉好きさんのためにアンチエイジングに良い食べ物の「お肉編」として、
- 食事に肉を取り入れるメリット、デメリット
- それぞれの肉の特徴と食べ合わせ
- おすすめの調理方法
まで紹介していきます。
お肉をうまく取り入れて、ストレスをためずにキレイに近づきましょう♪
■目次
肉のメリット
良質なたんぱく質で美容と健康に◎
お肉には、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質は、エネルギー源になるだけでなく、筋肉や臓器、体内の調整に必要なホルモンの材料にもなり、新陳代謝を活発にして若々しさを保つ効果があります。
たんぱく質が不足すると
- 太りやすく痩せにくい体質を作りやすくなる
- ハリやツヤ、弾力を維持するコラーゲンが減少する
- 枝毛や切れ毛の原因になり、薄毛を招く
- 集中力・思考力の低下を招く
など美容にも様々な悪影響を及ぼします。
美を求める人ほどついつい野菜中心にしてしまいがちですが、肉も大切だということですね。
脂肪分にもメリットあり
敬遠されがちな肉の脂肪分ですが、悪いことばかりではありません。
最近の研究では、肉の脂肪酸も血管の健康に好ましい作用を持つことがわかってきたのです!
食肉に多い飽和脂肪酸のステアリン酸はコレステロール値を減少させることがわかってきましたし、動脈硬化を抑制するHDLを増やすとの報告もあります。
また、ホルモンバランスの点でも、女性は適度な脂肪分が必要です。
脂肪分が不足すると、女性ホルモンの「エストロゲン」が減少し、生理が止まるなどのトラブルを招きますし、お肌の水分量やコラーゲンが減少し、シミ、シワ、たるみや肌荒れの元になります。
その他、更年期を迎えた女性が体脂肪を極端に減らすと、動脈硬化や骨粗鬆症が起こりやすくなったりもします。
適度な脂肪の摂取は、美容と健康に非常に大切な意味があるのです!
参照元:食肉に多く含まれる脂肪酸の特徴は?【公益財団法人日本食肉消費総合センター】
コエンザイムQ10
お肉にはアンチエイジング効果で知られる「コエンザイムQ10」も含まれています。
これは嬉しい♪
活性酸素の発生を抑え、体の酸化を防いでくれるだけでなく、コラーゲンの分解を防ぐ作用もあるので、シワやくすみの改善にも効果を発揮します。
私達の体の中にあるコエンザイムQ10は、20歳を境に減少してしまいますので、体外から補わなければなりません。
若いうちは余り気にしなくても良いかもしれませんが、いつまでも若々しくいたいのであれば、コエンザイムQ10を含む食品(お肉やお魚、野菜やナッツ)やサプリメントを意識的に摂り入れるとよいですね。
参照元:健康カガクラボ
鉄分豊富
お肉には鉄分も豊富に含まれていますので貧血や冷え性に悩んでいる女性にもおすすめです。
その他、鉄分には肌荒れや代謝への効果が期待できます。
女性は生理などで鉄分が不足しがちなため、肉に含まれる適度な鉄分は好ましいですね。
その他
その他、お肉には
- 粘膜の健康を保つビタミンA
- 糖質や脂質の分解、代謝を促すビタミンB群
- 脂肪燃焼を高めてくれるカルニチン
など、美容に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。
お肉を食べることによるメリットはこんなにたくさんあるんです!
しかし、注意したい点もあります。
それは「適度な摂取が好ましい」ということ。
お肉を食べすぎてしまうと体に悪影響を及ぼすこともあります。
続いては、お肉を食べすぎることによるデメリットをご紹介していきますね。
肉のデメリット
コレステロールや中性脂肪の増加
お肉のデメリットといえば、やはり普通の食品より脂質が多いということでしょうか。
脂質が多い食品を食べすぎると、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪の量が増えて、動脈硬化や血栓症を引き起こしやすくなります。
くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
体臭の原因に
お肉は食べすぎると、体臭の原因になると言われていますが、これは残念ながら本当だと思います(-_-;)
お肉は、消化速度が遅いため、腸内に老廃物が溜まりやすいため、汗の臭いが強くなるようです。
女性にとって体臭は致命的・・・。何が何でも阻止したいものです。
お肉を食べる際は「適度に」を心がけましょう。
腸の掃除をしてくれる役割がある食物繊維や発酵食品なども一緒に食べるような工夫をするのも効果的ですよ。
種類別の肉の効果
続いては、よく食卓にのぼる「豚肉」「鶏肉」「牛肉」それぞれの特長や効果を解説していきますね。
鶏肉
鶏肉の効果
鶏肉は高たんぱく、低脂肪なので、ダイエット中の方にもおすすめです。
肝機能を高めたり、毒素を排出したりする作用のある「メチオニン」が豊富で、脂肪肝を防ぐ効果も。
ビタミンAも豊富で、鶏むね肉や鶏ささみのビタミンAの含有量は、豚肉や牛肉の10倍以上もあるんです!
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康を保ち、乾燥肌など肌荒れの予防効果が期待できます。
その他、鶏肉にはコラーゲンも豊富なので、肌の乾燥を防ぎ、プルプルの肌づくりに役立ちます。
おすすめの食べ合わせ
- 人参・・・肌荒れ予防
- トマト・・・老化防止
- 大根おろし、もやし、キャベツ・・・消化促進や胃腸の健康維持
- ぶどう・・・スタミナや美容効果
- レモン・・・消化促進や血中コレステロール値を下げる
参照元:鶏肉【良好倶楽部】
牛肉
牛肉の効果
牛肉にはたんぱく質に次いでL‐カルニチンが多く含まれます。
L‐カルニチンは、血液中の中性脂肪を下げ、コレステロールを低下させる作用があるので、ダイエットしたい人にオススメです。
また、ビタミンB群が豊富で、肌荒れを防ぎ、顔色を良くし、髪につやを与えてくれます。
その他、ヘム鉄が多く含まれているので、貧血にも効果的です。
参照元:牛肉【良好倶楽部】
おすすめの食べ合わせ
- ニンニク、トマト、カキ、シジミ・・・疲労回復、体力増強
- じゃがいも、タマネギ、白菜、ふき・・・胃腸を丈夫にする
- 大麦、ごま、ナス、オリーブオイル・・・傷の回復力促進
- きゅうり、うり、セロリ、チコリ・・・利尿作用、腎臓病改善
豚肉
豚肉は、疲れが溜まっている人に特におすすめのお肉です!
豚肉の一番の特長は、ビタミンB1が豊富なこと。
牛肉や鶏肉に比べて10倍以上、食品の中でもトップクラスのビタミンB1含有量を誇ります。
ビタミンB1には疲労や倦怠感を緩和する効果があります。
これからの時期、夏バテの対策としても良いですね♪
また、豚肉には強い抗酸化作用を持つビタミンB2、ビタミンEも豊富です。
活性酸素の除去や、動脈硬化の原因になる過酸化脂質の生成を防ぐので美容対策としても健康対策としてもぴったりです。
おすすめの食べ合わせ
- しめじ、ワカメ、ヒジキ、コンニャク・・・高血圧予防、コレステロール低下
- タマネギ、ニンニク、ニラ、ネギ・・・疲労回復、体力増強
- 鶏皮、ゴマ、ヨーグルト・・・美肌効果
- かぼちゃ、さつまいも、落花生・・・老化予防、健脳効果
肉の種類ごとに様々な効果があり、面白いですよね(*^^*)
食材の効果を知ると、食事をするのが楽しくなります。
色々なお肉をローテーションしてバランスよく摂り入れたいものですね!
おすすめの食べ方
お肉は美容と健康に良いとわかっても、なんとなく罪悪感が残りませんか?(笑)
そこで、お肉を食べる罪悪感を少しでも軽減すべく、おすすめの食べ方(調理法)をご紹介します。
食べる量の目安
お肉は、前述したとおり、食べすぎるのは良くありません。
どれくらいの量なら良いか?ですが、1日に目安としては手のひらサイズ(およそ60~100g)です。
毎日食べても問題はありませんが、お魚もバランスよく摂ると様々な栄養が摂れて尚良しだと思います。
そして、肉や魚だけでなく、野菜もバランスよく食べましょう。
参照元:医学博士が教える! 正しい肉の食べ方、付き合い方【ココロートPark】
糖化を防ぐ調理法の肉料理を
美にこだわるなら、AGEsを増やさない調理法の肉料理を摂り入れましょう。
AGEsとは、タンパク質が「糖化」してできる最終生成物のことで、老化の原因物質であると言われています。
「生」→「蒸す・ゆでる」→「煮る」→「炒める」→「焼く」→「揚げる」の順にAGEsが増えていきますので、唐揚げや酢豚などが一番おすすめできません。
特に、スーパーなどで売られているお惣菜は、酸化した油を利用しているため、極力避けたほうが良いでしょう。
どうしても揚げ物を食べたい場合は、
- 揚げたてを食べる
- 糖化を抑える食品を同時に摂る(オクラや納豆、きのこ、海藻、レモンなど)
などの工夫をしましょう。
また、肉や魚の揚げ物やソテーをするとき、「あらかじめ低温で蒸しておく」というのも有効です。
とはいえ、「あれもこれもダメ!」だと、ストレスが溜まって美容に良くないので、「今日は揚げ物にしたから明日は蒸し物にしよう」というように、自分なりにバランスをとりましょう。
参照元:かしこくキレイなからだをつくろう。ワコール ボディブック
まとめ
お肉は美容の大敵ではありません。
適度にバランスよく摂取することにより、美容や健康にも効果的ですので、調理法などを工夫しながら日々の生活に上手く摂り入れましょう♪
ストレスをためずに、美味しく、楽しくアンチエイジングしたいものですね。